LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

LOVE・YA・DAY 第2回

LUCID NOTE SHIBUYA

暑いなぁ・・・

久しぶりにLOVEさんの歌声を聴く。先月の1回目とその前のリキッドは、チケットを入手したまま行けず仕舞い。2回目の今日は、どんなことやってんだろうってくらいの軽い気持ちで、ハンズの帰りに立ち寄る。

山本シュウさんと言えば、エモーショナルビートとレッドリボンってくらいの印象の人。なんかずいぶん印象が変わったなあ・・・パワーアップしてやがる。

前半のトーク・セッションは、ちゃらけた口調と同時平行で、かなりディープなテーマで進行。LOVEさんの楽曲に絡めて、山本さんが独特の持論をところどころに炸裂させるので、歌詞に込められたその曲の裏、というか深さというか、隠された社会的メッセージというか、そんなものを分かりやすく言葉のカタチにして、LOVEさんをプロモートしていく。こういうヤリクチは、さすがラジオDJ。アッパレ。勉強になるなあ・・・

ぶっちゃけトークも、こういうライヴならでは。LOVEさんの過去のプライベートな話題には、ファンの方々も興味津々だったんじゃないかなあ? ここでもやっぱり、山本さんのアプローチが絶妙なんだよなぁ・・・。ちなみに、CORE OF SOULって、これでもうタブーじゃないよね? 山本さんは、世代の差を表わす言葉で「昭和」って単語を頻繁に使われてたけれど、きっと頭ん中は昭和コンプレックスでいっぱいなんだろうな・・・「昭和のチップが埋め込まれてる」っていうフレーズはナニゲにヒット。

長めの前半の後は、LOVEさんのライヴ。前半の盛り上がりのおかけで、後半のLOVEさんのライヴの印象が、やけに薄い。ギターで弾き語るっていう地味なセットだったってのもあって、なおさら。そんな中でも、新曲の「パレード」ってよかったなあ・・・不条理も含めて(楽しい)パレードにみんなで集まるって世界観は、儚くて切ない願いだけれど、LOVEさんのギターの音色とメロディが絶妙で、音源化に期待大です。

それにしてもLOVEさんは、ずいぶん眩しくなってた。業界が思うほどリスナーはバカじゃないって・・・いやいや、日本のリスナーはこういうバカばかりです。それだけ業界は頭がイイってことで、まぁるく収めましょう。山本さんが仰るように、負けず嫌いもほどほどにして、もっと肩の力を抜いてくれれば、こっちもとっつきやすくなるし、その眩しさも煌めきに変わると思うのになぁ・・・ただ、眩し過ぎるのは苦手。