常連とは言われたくないのです。だって六本木だもの。
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三連休明けの一発目は、最近女優デビューも果たしたという牧山純子さんのライヴへ。雨の六本木。今日はスペシャルゲストのはたけやま裕さん!と佐山こうたさんのトリオ。
バヨリンとパーカッションとピアノってだけでも面白そうなのに、そのバヨリンが牧山さんでパーカッションが はたけやまサンだなんて数年後には、すんごい貴重なライヴだった!ってことになるかも!? ポップス系やロック系しか知らない方のために分かりやすく言うと、ゼップやブリッツで普通にワンマンやっちゃうような方々が、ナナカイでひっそりとセッションやっちゃった!って感じ。
ゲストと言いつつも最初から最後まで出ずっぱりだった はたけやまサン。ご本人曰く「いつもの三分の一くらい」の種類と量の打楽器で、すごい数の音色を、相変わらずあのシラっとしたクールな表情で、次から次へと叩き出す。牧山さんが「繊細な音も」って仰ってたけれど、まさにその通りで、ビシバシ叩いてるだけじゃなく、表現も幅広くて奥深くて豊か。参った、ほんものだあー!
メインの牧山さんも、やっぱり負けてない。彼女のあの原動力はどこにあるのかな・・・ほんとすごい。今まで聴いてきたライヴと同じ曲でも、全く違うものに聴こえてしまうのも不思議。生きた音楽を常に聴かせてくれる牧山さんのライヴは、いつ来てもハズレがない。はたけやまサンと絡んだ今日のようなグルーブ感は、今まで味わったことのない新鮮な感覚。あぁー疲れたぁー! めーいっぱい、心地いいワァー! 牧山さんのライヴでこんなに汗かいたのって初めてかも。ま、空調の所為ってこともあるけど。
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はたけやま裕さんは来月10日にSTB、牧山純子さんは9月にBAJで、それぞれリーダーライヴが控えてるそうだ。どちらもド・ジャズではないので聴きやすいです。まだ聴いたことがないって方は是非今のうちに。必聴です!