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Brilliant Night 木住野佳子 & 牧山純子(2nd)

LUCID NOTE SHIBUYA

今月の”MONTHLY JZ BRAT”の表紙のおふたり。どちらもベッピンさんです。

当初は予定にしてなかったのだけれど、先月の六本木で牧山さんからお話を聞かされて以来、気になって気になってどうしようもなく、結局伺うことにしたライヴ。リザーブがいつもよりも遅延したために、シートは後列。でもなぜか良席(・・・謎)

木住野佳子(きしのよしこ)さんのピアノを初めて聴く。とてつもなく優雅なアクトで、優しくて激しくてフリ幅の広い演奏に、経験の厚さとデンジャラスな人柄が表れてて、一瞬で音の虜に。いいなあ・・・こういう人が姉妹にいたら、人生も楽しいだろうなあ。

お目当ての牧山純子(まきやまじゅんこ)さんのバヨリン。初っ端の”Mistral”。今日のライヴがどんなものになるのか明確に分からしめる、いままで聴いてきたハードなそれとは全く違った音で勝負してきた。ま、参りました。一曲目で降参・・・。六本木でのあのお話は、そういうことだったのか・・・と実感。有言実行の彼女の音への取り組み。やっぱカッコイイや。

ライヴはアンコール含めて全10曲。牧山さんメインでは、”Mistral”のほか、木住野さんのピアノも冴えた”祈り”、岸野さんメインでは、ベースの西嶋徹さんとの”FACE”、本編最後の”極楽鳥”など。気分次第で印象が変わる、変拍子アレンジの”Waltz for debby”にもツボる。

牧山さんに強く勧められた今日のライヴ。木住野さんの演奏も、確かに好みだったわ。また彼女にまんまとやられた! こんなふうに、気になるミュージシャンがドンドンと増えていくわけで、リスナーって立場も、決して楽なもんじゃないと思う今日この頃・・・