LUCID NOTE LUCID NOTE | what Shibuya living in SHIBUYA have seen and felt

going inside

LUCID NOTE SHIBUYA

本命がナカメで対抗がジモト。迷ったときは、大穴を狙う、なんてことをするのは素人がよく使う手だそうで、ならば素人らしく、オギクボへ行くことにする。連日のアウェイ。月曜日に聴き逃してしまったヒラヲユミさんのライヴ。

全てが損得で、裏切りと逃避を繰り返し、打算と諦めの中だけでしか、生きていく術がない自分らにとっては、彼女の歌の世界は、重く、痛い。落とし込んだり、強要したりはないけれど、考える。振り返る。説教がましくないのがせめてもの救いで、もしも今日が土曜日じゃなかったら、そうとうキツかったかもしれない。そんな歌々を、ギター一本で最初から最後まで。ずしりと食らう。

とにかく、かっこいいのである。唄もギターも、ギターを抱えるお姿も。アコギ一本なのだけれど、歌詞もリズムもメロディも、やがてはロックンロールなのだ。なんでこんな人がこんな・・・という方々が、世の中にはまだまだ沢山いるはずで、それなりに長く生きてきて、それなりに見聞きしてきたつもりで断言するならば、ヒラヲさんは、そんな方々の中のひとり、だと思う。

ヒラヲさんのライヴ、彼女の思惑通り、これからも着かず離れず通ってみます。大穴を当てると、荻窪の街も明るく見えるなあ。これだからライヴはやめられない。そんな土曜日。