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牧山純子 Precious Space vol.3 ~8th Anniversary Special~

LUCID NOTE SHIBUYA

セルリアンへ。二夜連続。

セカンドが始まる前、セルリアンのペディストリアン・デッキでぷらぷらしてたら、ギター・ケースを抱えたガタイの良いノッポな白人さんに、「JZ?」って尋ねられた。ドアの目の前だったので、「う、うん・・・(日本語)」って応えたら、「アリガトゥ」って。でも今日の出演者の中には外人さんはいないはずなんだけれどな・・・。入口の案内板を確認しても、新澤さんと鳥越さんと大好きなカルタさん。それにゲストのかわ島さん。牧山さんのお友達だとしても、フツーは楽器を抱えて来ないだろうに・・・んー、隠しゲストか?(謎)

牧山さんは、前向きで精力的な活動を丁寧に続けてらっしゃる方。今日のライヴも心底楽しませてくれる、いいライヴでした。ライヴの魅力って、音もそうだけれど、見栄えも重要なファクターで、その点、牧山さんは難なくクリア―してらっしゃる。見苦しいところが全くないのである。そもそも、ラフで普段着っぽい、ある意味むさ苦しい格好のメンズの中で、その豪華な衣装。美しく見えないわけがないのだ。牧山さんの場合はそれを嫌味に感じさせない人柄もあって、特に若い女子やオジサンに人気だ。

演奏も、パワフルなバックにも負けず、相当頑張ってらっしゃる。そのバックのメンズらは、楽しそうにアイコンタクトしながら、牧山さんをイヂるように演奏される。牧山さんもそれをまた楽しんでらっしゃるようで、いい音楽やってるなあ、って感じなのだ。即興演奏も板に付いてこられたようで、今日も面白いようにリズム隊とハマってた。今度はもう少し小さなとこで、別の構成で演る牧山さんも聴いてみたいなあ。

冒頭のノッポな白人さんは、新澤さんのご友人で、フィンランドから来られたNiklas Winter(ニクラス・ウィンター)さんって方だった!!! 2曲目の”Mack The Knife”を、リハなしでセッション! 演奏後はロフト席に座られてて、帰り際に軽く会釈をしたら、なんと握手された。なんて気持ちのいい人なんだ。こういうのを、ハートをわしづかみっ!ってゆうんだろうなぁ。