めんどくさい女たち。
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きょうは、新しくなってからなんとなくハズレが多い印象のパルコ劇場へ。宇田川町。
クリスマスシーズンだし、会場も渋谷のど真ん中だし、キャストもキラッキラな若い連中ばかりだし、おまけにタイトルがシャイニングときたらそれはもう明るく楽しいウキウキでホッカホカな気分にしてくれる!と期待していたのだが、まんまとワナにひっかかってしまった。
役者さんの芝居の出来はさておき、脚本がひどい。無意識に物事の背後関係と因果関係を求めて問題を複雑にしていく登場人物たち。そのエピソードをダラダラと描くシーンがぜんたいの約九割。ようやく本題、と思ったのもつかのま、じつはそれもエピソードのひとつとして語られていて、要するに問題の本質は他責であって自責ではない、というエンディング。え、なにこれ、コメディ?
登場人物のうちひとりを除いた他ぜんいんがやたらとめんどくさい。人間のめんどくさい部分を大げさに描いてしまった結果として、役者の技術や力量をほとんど使いこなせていない、見せていない、見せようとしていない。だめじゃん。演者として魅力的にシャイニングしていたのは桜井日奈子さんだけじゃないかな。もったいない。
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しかしなんでクリスマスに元旦のはなしをするかね。