振り替えか、払い戻しか。
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きょうは山下達郎さんのことしのツアーのなんちゃって千穐楽公演へ。神南2丁目。
達郎さんのライブに行くのはNHKホールの公演だけとなんとなく決めていて、それだけにチケットの取れない年が続き、気づけば五年ぶりの達郎さんのライブ。サンプラザがあんなことになって、そのぶんこっちの公演回数が増えたおかげでことしはチャンスも倍。しかも当選したのはだれもが行きたい最終公演。ありがたい。
これまでいろんなライブにたくさん行ってきたけれど、公演途中で中断はあっても中止は初めての体験。一曲目の例のあの定番曲の第一声からすでに不穏な空気が漂っていて、その後も達郎さんが「言いわけ」と自らおっしゃっていたとおりの展開に。いつ喉がつぶれるか、いつ声を出せなくなるか、リスナーが不安と心配を抱えながら過ごしている状況をあの達郎さんが受け入れるはずもなく。もういいからやめようよ、と思いながら過ごした一時間。
それでも最後に無理をおして歌ってくれたのは、この季節に聴きたいニッポンのポップ・ソングのトップワン、街角やテレビやラジオでかならず流れるあの楽曲。イントロを耳にした途端にぶわっとなにかがこみ上げてくるあの感じが味わえただけでもきょうはとてもいい日。来年も行きたい。
達郎さんのチケットにすべての運を使い果たしたせいか、サザンのツアーFCチケットが全敗。どこでもいい。一枚でいい。