間隙を縫うように。
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きょうは深町さんと片山さんのフカカッタ・セッションのライブへ。代沢5丁目。
待ちに待った重大発表を昨日の朝四時に受け取って、にわかに沸き立つきょうのお客さんたちの足は、二か月後には、片山さん、誠さん、菅坡さんらを追いかけるように、日本全国、西へ東へ、おなじ方角に向かって動きはじめる。だからそのまえに、という思いもあったのかなかったのか、プチ前哨戦というか、前祝いというか、フライング気味の盛り上がりをみせたきょうのフカカッタ。
もう手には届かない大先輩たちがまるで音楽を始めたばかりの中高生のように笑い合い音を出し合って楽しんでいる。当時と違うのはおそらく、ガツガツした焦りとか、見えない将来への不安とか、ヤキモキした気負いなどがまったく音に混ざっていないところ。商売っけさえも感じさせないのはこのメンバーだからこそだろうけれど、好きなことを好きなだけ全力で楽しむオトナたちが繰り出す音をひたすらに浴びるのは、いつだってなんだって気持ちがいい。彼らのようなオトナになりたかった。
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すでにもう、ぜんぶ当たってぜんぶ行けるつもりになっている。