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パーカッション・トリオ Asoviva! ワンマンライブ『imaginary numbers vol.12』

LUCID NOTE SHIBUYA

トリマトリシカ登場!

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行きたかったライブが四つも重なったきょう。選んだ先はAsoviva!の本年二度目のワンマン。代沢5丁目。

超弩級のメジャーなミュージシャンのレコーディングやライブ・ツアーをサポートする三人が、がんじがらめなスケジュールの合間を縫って、だれのためでもない、やりたいように自由に、自分たちのお気に入りの音を互いの息だけをたよりに打ち鳴らしつづける楽譜のない即興ライブ。いつもはだれかのためにがんばっているけれど、たまにはじぶんの時間もほしいと思っているひと、気の合う仲間たちと好きなことを思いっきり楽しみたいひと、メロディよりさきにリズムやテンポに耳が傾くひと、そしてなにより、とにかく打楽器が好きなひと、そんなひとたちにはたまらないライブ。

そんな三人のライブには音楽仲間もたくさん集まってくることもめずらしくなく、きょうも客席後方には有名どころのミュージシャンがどっさりと。ステージ側からフロアを見わたすと圧巻な顔ぶれ、すんごい光景。その大勢のなかに、いっしょにやりたくてしょうがないっていう顔をした平岡さんを発見。メロディのない、しかも即興のリズムだけの音にヴォーカルでどう参加するのか想像もできなかったけれど、音楽でつながっている仲間ってすごいんだな。腹のそこからなにかがふつふつと湧き上がってくるこの感じ、このクオリティ。さらにそこに加藤さんが加わるとしだいに空気も変わっていって、軽く和んで柔らかくなって。そのあいだのAsoviva!の三人の音は、ふたりのサポートに徹したり、ときには巧妙にリードしたりとあわただしく変化を繰り返していて、さいごは笑いと感動、年忘れ年末クリスマス大パーティーのあとの打ち上げみたいな。仲間がたくさんだと楽しさも無限大だ。

そのうえを越えたのが、カフォンのトリオ・アンサンブル。最初は三人それぞれ別の楽器を鳴らしていたんだけど、ひとりがカフォンに移動してこっそり鳴らし始ると(朝倉さん)、またひとりがゆっくりとカフォンに移動して(中北さん)、さいごのひとりがカフォンにすわって音を鳴らした瞬間(けっちゃん)、そこから一気にライブの佳境へ。捻り上げるようなスピード感、急上昇する高揚感、逃げ場のない緊張感、連続するリズムに連動するバイタル。きっときょうはこれを観に来たんだ。来年もぜひ。

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きょうの写真は寄り多めで。

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