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ナナジュウハチ presents “PANDE3IC vol.3”

LUCID NOTE SHIBUYA

雪の日にライブへ行くのは二年前の札幌ドーム以来。

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きょうは三組の対バン。ナナジュウハチさんのお誕生日。北沢2丁目。

主催のナナジュウハチさんは三組め。おそらく一度または二度、シブヤかシモキタのイベントで遭遇したはずなのだが、ほとんど記憶がない。したがって実質ほぼ初聴。ギター、ドラムス兼マニュピ、シンセベース兼キーボード、本人はギター・ボーカルのぜんいん女性のフォーピース・バンド。マニュピとベースのサウンドを基軸にした懐かしのクラブ系アレンジでノンストップのダンス・チューン。ボーカルはほとんど聴き取れなかったけれど、見た目とサウンドに誤魔化されずにちゃんと耳を傾ければ、じつはポップ・ミュージックだということが次第にわかってくる。なかなかの曲者。

さかのぼってふた組めはヤンキーさん。初聴。見た目もうた声もジェンダー・レス。女性とばかり思い込んでいたのだが、まんまとだまされてしまった。ふだんのストレスをライブで解消するタイプのボーカル、しっかりもののドラムス、オタク気質なギター。いい、イマドキな感じがじつにいい。楽曲はさておき、映像系のマスメディアに好かれそうビジュアルはいまがチャンス。

ひと組めは由薫さん。昨年は二度の東名阪ツアー。今年に入ってすぐにアルバムのリリース、それに伴うメディア・キャンペーン、インストア営業、並行してラジオのレギュラー番組の収録などなど、メジャー・シンガーとしてやるべき仕事を忙しくこなしているなかでのきょうのライブは、ひさしぶりの全曲ギター弾き語り。そういえばあのころはかならず一曲、未発表の曲をセットしてたなあ。デビューが決まってからはそういうのもなくなっちゃったけれど、ほんの二年前なのになんだか懐かしさいっぱいのライブ。

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無理なスケジュールをぶっこまれたせいで、ノドを壊して辞めていった若いシンガーを何人も見てきた身としては、とても心配。あのノドであさってはテレビで生歌唱。週末にはまたライブ。もういいから休ませてあげてよ。