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DaisyBar 18th Anniversary ~somewhere~

LUCID NOTE SHIBUYA

この手のハコでは最近はイヤープラグが必需品。

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開店十八周年のDaisyBarに初入場。今日は三組の対バン。北沢2丁目。

ひと組めはRanさん。この数年でお名前をよく見かけるようになったかた。聴くのは二度目。ちっちゃくて可愛らしい見た目、高く可憐にひびくうた声、憂えたメロディにフォーキーなサウンド。そのなかにやたらとやさぐれた歌詞を織り込んで歌う。それでいて無理な背伸びを感じさせない不思議な空気感。ただ依然として既視感は否めず、彼女の独自性と魅力を見つけるためには何度も足しげくライブに通うしかない。そんな余力がほしいところ。

ふた組めは由薫さん。そうそう、コンバース、履いてたな、ハイカットの。初のワンマン・ツアーをひかえて、既発の各楽曲を一曲ずつ丁寧にブラッシュアップする作業に取り組んでいるようにも見えた今日のアクト。MCで客を笑わせる技術もいつの間にか身につけて、コンバースを履いていたころのたどたどしくも初々しい面影はすでに遠い思い出。いいなあ、いい感じ。ワンマン・ツアーまでもうひと踏ん張り。新曲のリリース、あるかな。

さん組めはMiyuuさん。彼女はずっと前からお名前をよく見かけていたかた。初聴。そういえばコルビー・キャレイの来日ライブ、行ったなあ、懐かしい。サーフ・ミュージックとかカントリー・ソングとか、日本人がアレンジすると野暮ったく聴こえてしまう楽曲を、バーベキュー・コンロで軽く焼いてサワーを添えてポップに仕上げた感じのライブ。最新楽曲はプロテスト・ソング。二十代後半のシンガーにあんなふうに歌われるとオジサンはめっぽう頭が上がらなくなる。そんな世の中にしてしまい、ほんと面目ない。

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コロナも落ち着いてきたせいか、今後はこのブログも洋楽ものが復活しそうな予感。