コーフンのルツボ。
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原坊の十三年ぶりのワンマンの初日へ。大船6丁目。
やっぱり初日に行きたいっ!ということでがんばって取った一般チケットは最上階のど真ん中。キーボーディストの原さんの繊細な指の動きがはっきりと見える高さと広さ。例の銀のテープは端切れでさえも一本も飛んでこなかったけれど、ステージぜんたいを見渡しながら楽しめる絶景の特等席。
婦人の肖像とハラッドの両盤をしっかりと予習しておけば、だれもがもれなくA+をもらえるセットリスト。サザン名義のソロ曲はあえて予習しなくても楽しめる名曲ばかり。鍵盤は弾くわ、ギターは抱えるわ、ハンドマイクで歌いあげるわ、ダンサブルにステップは踏むわ、この原さんのエンタメぶりと高いステージングはいったい誰ゆずり?
カバーも一曲くらいは聴きたかったなあと、ぼんやりと考えていたら、ここぞというタイミングでかましてきてくれた。こういうサプライズは、初日だからこそ絶大な効果を発揮する。
どんなときでも、なにがあっても、自覚のないまま主役の座をぶんどってしまうヤツっているよなあ。明日は早くも千秋楽。まさか今日よりもビッグなサプライズがあるのか? 明日は迷わず映画館へゴーッ!