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桑田佳祐 LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう!!」- 宮城公演・二日目

LUCID NOTE SHIBUYA

今日もネタバレなしで。

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桑田さんの今年のツアーの二日目へ。利府町菅谷館。

こういう場合、朝から夕方まで、なにもすることがない。以前は映画館で時間をつぶしていたのだが、一時間以上もじっとして動かずに画面に集中することなど、むしろ苦痛だった。夕方からのライブに首ったけで、ストーリーさえまともに追えなかったり、なにを観たのかタイトルさえ記憶に残らないほど集中できない。という痛い経験をふまえて今日は、カフェに入り浸って読書にチャレンジすることにした。集中力の欠如を感じたら店を変える。まあ案の定、字面を追うだけで精一杯だったけれど。

二日目の客席は、みんなが同時に同じ位置からスタートした昨日とはまったく異なる雰囲気。すでに昨日を体験したひと、内容の一部をネットや伝聞で知ってしまったひと、それらをあえて避けて初陣を図ろうとするひと、遠くからきたひと、近くからきたひと、桑田さんにゾッコンなひと、一度は体験してみようとして来た一見さんなひと、誘われて来ただけの熱量の低いひと、さまざまな属性を持つ客席の一体感の度数は、昨日よりもずいぶんと低く、覇気も低空飛行だ。ナナメ上から会場を見渡すとそれが手に取るようにわかるから、むしろおもしろい。こういう雑多なひとたちのぜんいんを、一手に引き受けた桑田さんの二日目のステージは、初日につづいて大盛況。アリーナ席だろうがスタンド席だろうが、車いす席や注釈付きの席であっても、初日だろうが二日目だろうが楽日だろうが、チケットに値段の差を設けないのは、どんな席や日程であっても楽しさに差を感じさせないための度量、技術、心意気、その結果と実績があるから。こういうところなんだろうな、国民的と呼ばれてもみんなが納得する所以は。さすがだ。

なにはともあれ、今年のツアーもスタートダッシュは大成功。あといくつ行けるかな。

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ソロ活は気の向くままに過ごせるし、甲斐性いらずで楽ちんなのだが、読書は失敗だった。次は何にしよう。