いま一歩前に詰めてくれと何度も叫ぶスタッフの生声を久しぶりに聞く。東京新規２万９０３６人、病床使用率５０・５％。
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ずっと行ってみたかったくせに、なぜか行かずにいたクラクラのライブへ。大入りのリキッドルーム。東３丁目。
ひとつずつ熱心に、どんな音も漏らさず、脳に音を集中させるようにして聴いていると、あっという間に終わってしまった魔法のようなライブ。ジャズマンの技術と工夫を下敷きにした最新鋭のリズムとサウンドが、ココロとカラダに気持ちよく作用する。変拍子の異次元に誘い込まれ、うねうねともがき苦しんでいると、ふとした瞬間に柔くフカフカなベッドへなかば乱暴に放り込まれる。その寝心地に油断していると、ふたたび悪魔のような別次元の音に全身を乗っ取られて・・・。なにも考えずに聞き流し、音に任せて感じて動ければ、それだけで楽しい究極のサラウンド・ミュージック・ライブ。どうしていままで行かなかったんだろう。次はイースト、十二月二日。
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あの密中に入れるほどの自信家ではない。