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TOKI ASAKO LIVE 2021 Summer “MY HOME TOWN in your home town” – Day1 神戸公演

LUCID NOTE SHIBUYA

五輪そっちのけで。

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土岐さんの今年のツアーが始まった。下山手通1丁目。

全6箇所1日2回まわしで全12公演。うち1箇所を除けば小規模な会場ばかり。最前列なら飛沫がギリギリ届かないくらいの至近距離で土岐さんのアコースティック・ライブが拝めるというファンには生唾モノのおいしいツアー。今日は初日。神戸三宮からスタート。

アルバム・リリースに伴うツアーということもあって三月のSpring公演とおおむね同じセットかと高をくくっていたのだが、直前の新譜リリースで予想の練り直しと心の準備がまったく追いつかず。またやられた。おかげでツアー初日の独特なあの緊張感がいっきに押し寄せた。登場のしかたとか、一曲目はどの曲かとか、昼と夜でセットは違うのかとか、楽しみが倍、さらに倍。さすがの土岐さんも昼公演の出だしは緊張されていたのか、あるいは誰かの準備不足だったのか、タイトルコールでサマーがスプリングに。客席は声を出せないし失笑もしづらいという緊張感の真っ只中のタイミングでの言い間違い。いつもの土岐さんなら即座に修正して笑いで緊張をほぐしてくれそうなのだが今回はなにごともなかったようにスルーされた。おかげで楽しい初日の緊張感がそのまま継続することに。いいぞ、今回も。

MCでのお父さんと神戸のくだりは、どう受け止めればよいのか今までもよくわからない。ツアーのMCでは開催地の話題を持ち出すのは常套手段で、たまたま今日は神戸だからお父さんのエピソードを絡めただけなのか、あるいはお父さんの件をちゃんとファンに話すことでなんらかの個人的な心の整理をしたかったのか。エピソードの内容と昼公演の最後に見せた土岐さんの表情などから察すると、後者のような気もするのだが、作品と演者のパーソナリティを分けて音楽を聴くリスナーにとっては通用しない話題でもあるし。いずれにしても、ここまで詳細なお父さんのエピソードは今後は聞けそうにない。つまり今日の公演はファンにとっても土岐さんにとっても特別な公演になったんじゃないかな、と。

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さて明日は二日目。名古屋へゴー。