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TOKI ASAKO LIVE 2019-2020 “PASSION BLUE ~冷静寄りの情熱ツアー” – Day6

LUCID NOTE SHIBUYA

中だるみ的な。

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土岐さんのPBツアー六日目は高松DIME。唯一の平日開催。常磐町1丁目。

気負いすぎて空まわりしていることに気づいたとき、だれにも気づかれないように間をつくり、その一瞬で気持ちを切り替える。それがたとえ歌っている最中でも。先週の成功体験を引きずっていたのか、今日の土岐さんはほんの少しだけ、リスナーの前方を走っていた。追いつけないこちらが悪いのか、速度違反の土岐さんが悪いのか。会場ぜんたいを一体にして盛り上がりたいのはお互いさまなのだが、今日はどうしたことか、どうにもこうにも。ステージ上でもっともやってはいけないことは、いま自分がなにをやっているのかを考えてしまうこと。フロアの中でもっともやってはいけないことは、自分以外の客の様子をうかがってしまうこと。

すべての公演を、同じ体調、同じ緊張感、同じ集中力で聴くことなどできないし、たとえできたとしても相手も人間だから、同じ感想、同じ感動を得られるとは限らない。ライブは生もの。美味いときもあれば不味いときもある。ただし今ツアーでただひとつ、毎回同じテンションとテクニックで耳に届くものがある。それが同期だ。生もののなかにひとつだけ存在する不愛想な音。このどうしようもない耳への違和感をどうやって拭うかが、このツアーを楽しく過ごすための宿題だ。いまはまだ、一平さんがヘッドホンをはずしたときだけ、耳が安堵する。

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今日のタカシさんのギターにはしびれたなあ。トオミさんもタカシさんも、もっと遊んでくれると助かるのだが。