そ、そばにキョンキョンが・・・キンチョー。舞台はしばらくそっちのけ。
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「神の子」東京公演の楽日へ。北沢2丁目。
芝居を観るときは初日を狙って行くことにしているのだが、この芝居の初日はライブと重なってしまい止む無く二日目の公演を選んだ、という経緯の後の今日は十四日目の千穐楽。二週間の公演期間のうち休演日は週に一度、最後の休演日は五日前。その連日の公演のせいか演者さんもずいぶんお疲れのようだった。江口さん、でんでんさん、哲司さんのお三方は二日目と比べると声がかなりハスキーになっていたし、なかでも江口さんはセリフ回しも早口でそうとう辛そうに声を張っていた。早口になっていたのは江口さんだけでもなく、上演時間が十分間も短縮されるという効果をもたらしていた。こういうのを観客に覚らせないための効果的な方法とか裏技みたいなものはないのだろうか。
二度目の鑑賞だから初見のときと同じ感動は味わえないことはわかっていたし、ストーリーを追うことに意識を集中させる必要もないから、初日とは違う楽しみ方を見つけることに今日は注力してみた。例えば、発声中の演者さんには目を向けず、セリフを受ける側の演者さんを観察してみるとか、セリフの有無には左右されず好きな演者さんだけを見続けるとか、あるいはその逆とか。前回見過ごしていたもの、ナゾに思ったことなどを確認するような感覚で。そうすると、お目当ての演者さんよりも別の演者さんのほうが魅力的に見えたり、笑いのツボが他のひととは違っていることに気づいたり、長澤さんのあのナミダは仕込みなのかホンモノなのかが判明したり、いろいろと興味深く楽しく過ごせた。兎にも角にも、この舞台、おもしろい。絶賛。
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今日はこのあと急いで千駄ヶ谷へ。