ヒグチアイ → 清水葉月 → 終わりのない。
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この時期はなんでもいいから芝居を観たくなる。太子堂4丁目。
今日の観劇の動機は清水葉月さん。役どころは主役ではなかったが、そんな演出側の都合などいっさい気にしない。観る側にだってそれなりの都合があるし、それを優先したってだれも困らない。したがって今日だけは主役は清水さんだ。
今回の芝居は、時代背景も建て付けも来年のニッポンとその先の未来、理屈っぽく難解で芝居でしか使われないようなセリフ回しもなく、キャストもそのほとんどが若手の役者さんで、ストーリーもいたって青少年向けの「青春SF冒険ファンタジー」として仕上がっていた。「これはボクのストーリーではなく人類のストーリー」というセリフに、子どもはなんだって大袈裟に考えがちだよなあ、などと笑ってしまえるなら、つまらないオトナとしては完璧だ。
清水さんを知ったのはヒグチアイさんのMV。曲の色あいも役まわりもまったく異なる二曲のMVに出演されていて、どちらの彼女もいい。四年前の作品だがとても気に入っていて、いつかは彼女の生の演技を観たいと思わせるくらいの秀作だ。今回の芝居は脇役だったから観る人によっては印象は薄かったかもしれないが、脇役としての印象は濃かったはずだ。次は小さい小屋でもいいから主役で観たいな。
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というわけで、今週はヒグチアイ週間。