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Fukakatta Session presents 片山敦夫 生誕60年 祝☆還暦LIVE – Day2

LUCID NOTE SHIBUYA

八強まであとひとつ。

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片山さんのバースデイ・ライブの二日目へ。代沢5丁目。

二日目の今日はミックスナッツとフカカッタのツーマン。熱いってもんじゃない。

ミックスナッツは西慎嗣さんがギターボーカルのバンド。MCで話されたことが本当なら、結成は93年だがライブは今日が三回目というレア中のレアバンド。そこに輪をかけて激レアにしたのが、名を伏せて告知されていたスペシャルゲストドラマーの登場。その名は松田弘(from サザンオールスターズ)。音楽仲間っていいよなあ。一般サラリーマンの世界はこんな関係性はあり得ない。初聴だから知らない曲ばかりだったけれど、西さんのボーカルはブルージーでまろやか、ギターの音は対称的にきわめてシャープ。全曲にわたってカウントは松田さん。このサウンドは確かに弘さんの音。かっこいいなあ、ウットリだ。

フカカッタはレギュラー・キーボーディストの片山さんと深町さんにゲスト・パーカッショニストのけっちゃんを加えたインスト・ユニット。とっかかりこそはいつもどおりのユルユルなステージだったけれど、今日はそこに拓夫さん、菅坡さん、角田さん、Tiger、ヤッチー、金原さん、誠さん、総勢七名のゲストがステージに続々と登場すると、ユルいとか言ってられない世界に。もうカーニバルとかフェスティバルとか。数か月前にもっと広い会場にすればよかったとけっちゃんがこぼしていたのを思い出しながら、最初から最後まで身も心もはしゃぎながら過ごす。楽しいぞオイ。そこに輪をかけてファンを熱くさせてくれたのが、西さんらを含めたミックスナッツの面々にさらにプラスして飛び入りゲストの登場。その名は野沢毛ガニ秀行(from サザンオールスターズ)。440の小さなステージに、ベテランでプロフェッショナルで凄腕のミュージシャンが総勢十五名。毛ガニさんと成田さんとけっちゃんの三人が狭いステージの角隅でカラダを寄せ合ってリズムを刻み、そのすぐそばで弘さんがドラムをビシバシ叩いている。もうカーニバルとかフェスティバルとかを軽く超えて、カオスでアンストラクチャーな世界。聴いているこちらも上へ下への大騒ぎ。終わったあとの余韻がいまだに冷めない。

この二日間、片山さんは全七組の対バンにずっと出ずっぱりで鍵盤を弾かれていた。ご自身のバースデイパーティなのに。それぞれ違うテイストのバンドとすべての特徴的な楽曲に対応された片山さんの技術力と音楽性能、そして人間力。きわめてすごいミュージシャンだ。こういうひとには長生きしててほしいな。

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明日は早起きして調布へゴー!