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【フカカッタ】第8回ナマライカーニバル

LUCID NOTE SHIBUYA

桑田さんの窮地を救った我らがヒーロー相川さん(40)も登場!

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三年ぶりのフカカッタ・セッションへ。奥沢5丁目。

エンニオ・モリコーネとか、ジョン・ウィリアムズとか、ランディ・ニューマンとか、ジェームズ・ホーナーとか、ニーノ・ロータとか、拙い知識のなかでも海外の映画音楽の巨匠の名は作品のタイトルといっしょにいくつか思い出せるけれど、日本でそれに匹敵する音楽家はだれなんだろうと思いながら聴く。フカカッタのライブでの深町さんのウンチクは、扱う作品を含めて年相応に古いものが多く、予習はしていても追いつくのに苦労するのだが、そんな深町さんでも日本映画しばりでセットリストをつくると、ライブも十分くらいで終わりそうだよな。

そんな海外の有名どころの名曲たちを、二台のキーボード、ドラム、トランペット、シェーカーのたった五つの楽器だけで演奏して、聴くものをワクワクさせたり、ウットリさせたり、ガッツポーズをキメさせたりする技術たるや。緻密さ、厳格さ、計算の高さ、正確性などはけっして高くはいないけれど、彼らにしか出せない音とグルーヴがそこにはあって、彼らだから信頼して聴きに来ているリスナーらといっしょになってそれらを高めていくライブ。片山さんが連発した「それもひっくるめてライブだから」は今回のあっくん語録。

LUCID NOTE SHIBUYA

次回のフカカッタのライブの日程は、周年を迎えたサザンのスケジュール次第。年内は難しいだろうなあ。