LUCID NOTE LUCID NOTE | what Shibuya living in SHIBUYA have seen and felt

THINK OF SONGS #2:坂本美雨 “Memories of Shelter”

LUCID NOTE SHIBUYA

一心不乱に、躊躇なく、取り憑かれたように。

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全人類が彼らのような人ばかりなら。千駄ヶ谷3丁目。

発災直後に各地で起こった連帯感。坂本さんは当時の仲間たちと音楽で連帯したらしい。そのときそばにいた数人の友人たちとの自然発生的に始まったささやかなセッションは、連続する余震と見えない放射線への恐怖を忘れさせ、ひたすらの幸福感をもたらしたそうだ。今日のライブのコンセプトは、その連帯による幸福感を再現し、集まるお客さんと共有すること。集まるだれもが同じ思いを持つことが、ライブを成功するための前提条件だ。やっかいなお題だが、ほんの一瞬だけなら実現可能だ、と思わせる技と力を坂本さんらはふんだんに持っていて、おしげもなく披露した。ここにいた人たちぜんいんが同じ思いを共有したという実感は、ライブ中にはまったく感じられなかったのだが、ライブが終わった瞬間、それは訪れた。アンコールの手拍子をだれもしようとしなかったし、だれもしなかった。それは幸福感の余韻にみんなが酔っていたから、と思いたい。

LUCID NOTE SHIBUYA

同じ思いを持って集まり、同じ場所を目指して行動することで幸福感を味わえるひとたちが、たくさん集まった週末。その結果として、我が渋谷はゴミだらけだ。