勢ぞろい。今年もフィナーレが近い。
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水道橋に行くか渋谷に帰るか、昨日まで散々迷ってたのだけれど、間際になってみると、すんなりと、難なく渋谷に帰る。畠山さんの声にはそういう引力があるのだ、きっと。
後にも先にも、15年も続けてらっしゃるなんて、掛け値なしに凄いことだ。ゲストのみなさんの多彩な顔触れも、満席のオーチャードのどよめきも、ふり幅の広いセットリストも、最後の最後のスタンディングの喝采も、15年の重みと成果なんだろうな。
クリスマスっぽい演出はなかったけれど、それでもゲストのみなさんとのリンキング・セッションはライク・ア・パーティ。これぞ年末。しこたま楽しい。
本編のおわりに新曲を含めた、しっとりでずしりとくるソロのパートにも、ぐっとくる。もっとたっぷりと聴きたくなる、あのお声の魅力には、やっぱりかなわない。アンコール・オーラスのソロのアカペラは、オーチャードならでは。歌ってるミセス・フカヒレなご本人も、さぞかし気持ち良かったろうな。上がったり下がったりと忙しかったけれど、なるほどアニバーサリーでたっぷり楽しめた良いライヴでした。