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上原ひろみ ~Hiromi’s Sonicbloom~ 「ビヨンド・スタンダード」日本ツアー

LUCID NOTE SHIBUYA

今日はC。

三連休の真ん中。午前中はクロスで原宿へ。すぐに目的を見失い、代々木公園経由で渋谷まで戻る。途中、いつもの爆音と屋台の香ばしい匂いがしないことに気づく。例の路上のパフォーマーズが一掃されてて、カラスたちの楽園が出来上がってた。そして午後遅くに、神保町にて目的を再発見。そのまま有楽町へ向かう。

開始早々、ギターのジョンさんとの絶妙な掛け合い。釘付け。期待上々。気分がイッキに昂る。前半の見せ場はなんといってもドラムスのマーティンさんとの一騎打ち。やらしいんだよ、このマーティンさん。近くの席からもやっぱりクスクスと微笑い声が聞こえてくる。イタズラ大好きなマーティンさんに上原さんも果敢に挑むものの、悩むお姿がなんとも分かりやすくて、見てても聴いてても、楽しいし可笑しい。そつなくこなすんじゃなくて、一生懸命にこなす。うまくまとめるんじゃなくて、なんとかまとめる。そういう演奏スタイルが、清々しくて気持ちがいい。

後半は変拍子から始まった。そしてこのグルーブで最後まで一気にタタミカケてた。毎回が千秋楽のつもりで演奏してるっておっしゃってたけれど、でっかい会場の最後列まで、彼女の音楽は掛け値なしに届いてた。

今年も世界中で多くの現場を重ねてきた彼女。引出し増やして日本に凱旋。ビヨンド・スタンダードのタイトルに偽りなしでした。。ま、彼女にとっては今更ってかんじのタイトルだけれどね。