9月に山羊座生まれが新宿に集合して愛し合う、という意味だったらしい。
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どうしたことか、新しい職場2日目だというのに、すでに緊張感のかけらもない。そんなぐだぐだ感で始まった9月、同じくぐだぐだなジャズ・ライヴへ行く。
ピアノの山中千尋さん、ベースの水谷浩章さん、ドラムスの外山明さんの山羊座トリオに、魚座の坂田明さんがサクソフォンとクラリネットで、ひたすら良い加減に絡む。こいつら実は酔っ払ってんじゃないかってくらいぐっだぐだ。
坂田さんの一聴して滅茶苦茶な演奏に、実はメロディアスな山中さんがどうマッチするのか、すっごい楽しみにしてたのに、みごとに期待を裏切ってくれた。もちろんいい意味で。
坂田さんの安定感のあるあのイイ加減さは、見事。バックで演奏するトリオも、そんな坂田さんに無理に合わせるでもなく、それぞれがマイ・ペースな演奏で、ディティールだけ切り取ると、バラバラでぐだぐだ。でも、そんな4人の音が、ある瞬間にぴたりとはまる。ここちいいね。音楽ってすごい。
山中さんは東京でのライヴの予定はしばらくないそうで、今年はこれが聴き納め?かも。行っといてよかったです。
それにしても今日のピットインの「室温」は高かった。山中さんと坂田さんのコントも楽しく、エコ・モード全開で汗だくでした。