渡辺貞夫さんのグループ・ライヴでピアノを担当されてる小野塚さんのリーダー・ライブへ目黒へ行く。
小野塚さんはホントに楽しそうに演奏される。とってもしなやかでやわらかい音。ドラムスの鶴谷智生さんがハードで乾いた感じで叩かれるので相性バツグンでした。
1stステージはベースの岡田治郎さんを含め、オリジナルをメインに数曲を3ピースで。いたってメロディアスでフィメールな演奏。お客さんが女性が多いのものなんだか納得。新曲の「(仮称)2008・m1」。秋をイメージしたメロディとアレンジに今日はツボりました。
2ndステージは、ゲストの中島紅音さんを交えたセッション。中島紅音さんは関西メインに活動されてるGIZA JAZZ DIVAのおひとり。しょっぱなはかなり緊張されてたようで、関西訛りのないMCに、歌声も控え目でしたが、やっと緊張がほぐれてきたラスト「邪悪な悪魔」でやっと本領発揮って感じでした。小野塚さんらの年齢を意識されたのか、衣装が妙にオトナチックでしたが歌声はまだまだ若く、将来はBLUE NOTE TOKYOあたりを目指してほしいくらいの逸材でした。
小野塚さんのピアノは最後まで優しく、渡辺貞夫さんのライヴのときもそうでしたが、インプロビゼーションにおいても几帳面で、イイカゲンな部分を一切感じさせない演奏でした。プロってこういう人のことをいうんだろうな。ほぼ同じ年数を生きてきたのに、ナンダカ恥ずかしい。