彼女には、歌がうまいとか声量とか音感とか、一般的な常識は通用しないことはわかってましたので、まずは、あの声を声として聴かずに、音として聴くことにしました。きっとまた日本語以外の言語で歌われるはずだし、そうすれば飽きることなく楽しめるはず・・・。
そしてこの会場。クラシック専用のホールで、高音から低音まで「音」を聴くには絶好の場所。カヒミ・カリィさんの声とこの会場の組み合わせ、絶妙でした。
カヒミ・カリィさんの喉口から放たれる音が、それこそ息を吸い込む音からウィスパーに擦れた音まで、ホントに心地よく聴こえました。さらに大友良英さんが奏でるギターとカリンバがとても不思議な空間を広げていて・・・。いい。すっごくいい。シアワセでした。
この企画、何度もやると新鮮味がなくなるので４年に一回くらいにして、またやってほしいな（笑）
ちなみに、大きくウェーブのかかったロングヘアを後ろでギュッと強く縛ってたカヒミ・カリィさん。下腹部が若干メタボっぽかったけど（笑）、とてもキレイな方でした。ずっとイスに座って脚を組んでらっしゃいましたが、右脚を上にされたときに限って、赤いパンプスがリズムに合わせていろんな動きをされてたのが印象的でした。元渋谷系、個人的にはあらぬ仲間意識でいっぱいでした。場所は上野だったけど。