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アイフルホーム Presents 松下奈緒ライヴ “poco A poco”

チケット予約のサイトで「クラシック」のジャンルで検索して、ゲットしたチケットだったのに・・・。

えーっと・・・何から書けばよいか迷ってしまうくらいに盛り沢山なライヴでした。とりあえず「クラシック」ではありませんでした。で、ジャンルはというと・・・うーん、盛り沢山でわからない(笑)

松下さん本人も、モデル、女優、ピアニスト、コンポーザー、シンガーなどなど、肩書きが盛り沢山な方だったようで・・・知りませんでした。チケット代が高いときは予習が必要だってことを再認識しました。

クラシックのピアノ・リサイタル(独演会)とばかり思っていたので、ステージにドラムセットやギターアンプなどが見えたとき、なんか変だな・・・とは思ったのですが・・・。ギター、ベース、ドラムスに加えて、バイオリン、チェロ、トランペット、トロンボーン、おまけに、なぜかスティールパン(山村さん?)まであって盛り沢山(笑)。

演出も、ドラマネタ、映画ネタ、CMネタなどいろいろと織り交ぜながら、これまた盛り沢山で魅せてました(テレビは持ってないので付いていけませんでした)。アンコール4曲は完全に映画のプロモでしたね・・・。

さらに!

松下さんもピアノの演奏だけと思ってたのに、衣装変えが終わって出てきたとき、いきなり歌い始めたときは・・・予習してなかった自分を笑うしかなく・・・クラシックはどこいったんだーーーー! すみません、もー勘弁してください、腹いっぱいっすぅ(笑) 歌う人だったんですね、松下さんって。知らなかったです。

ところが、肝心の曲目はというと、ほとんど同じ曲調のものばかりで、なーんとなく地味ーなかんじ。アレンジもそれほど工夫があるわけでもなく、それこそ盛り沢山な印象は皆無で、むしろワンパターン。そういう意味ではクラシックか・・・

松下さんのピアノもとっても几帳面な感じで、アドリブがあるわけもなく、最初から最後まで決して「はずさない」演奏。ライヴ全体を通して、感情の起伏が感じられないというか、こちらに伝わってこない・・・うーん、つまんない。最後のメンバー紹介のソロ回しで、ベースの方がそれまでのストレスを発散するかのようにやけにはじけてたのが印象的でした。

アンコールのMCで「ライブって楽しいですね」っておっしゃってましたが、決して楽しそうな演奏には見えなかったし、ていうか、演奏そのものは決して楽しめるものではなかった・・・かな。

えーっと・・・それと・・・歌は・・・やらないほうが良かったかも。決して上手とは言えないし、声量もあるとは言えないし、声質もピアノに合ってるとは思えなかったし・・・きらいな声じゃなかったんですけどね、特に高音のハスキーなところとか。でも、歌うならピアノなしがいいかなと・・・。

ま、とりあえずまとめると、内容が盛り沢山過ぎてて、何をしたかったのか最後までよくわからなかった、そんな感じ。でも曲調はワンパターンで統一感はあったので、松下さんの色は出てたのかな・・・と。

というわけで、予習さえしてれば、お金を出してまではきっと行かなかった、そんなライブでした。ま、これも勉強です。