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種からつなげよう vol.30 ~FINAL

LUCID NOTE SHIBUYA

表現の自由の名のもとに、一気に押し寄せて、明日には何もなかったかのように別の話題に切り替える。尻ぬぐいもせずに。

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そんなマスメディアの津波のような報道っぷりとは真逆な活動をされてきた種さんのライブへ。5年間も継続されてきたなんて、たとえ小さな波でも、ここまで回数を重ねるのは大変なご苦労があったはず。千駄ヶ谷4丁目。

震災への支援という文脈の中で、できることをできる範囲でやる、というフレーズがまかり通って久しいけれど、それまで出来てたことをただこなしているだけなら、なにもしないのと結果は同じだ。なにもしないことへの言い訳としてそのフレーズは使いたくないし、使ってほしくない。

原発は必要だが、原発事故はいやだ。車は必要だが、交通事故はいやだ。原発も車も危険。どちらもなくなればそんぶん危険は減る。でも今の日本人の生活様式を維持するには、どちらも必要。悩ましい。

原発は危険だけど必要だ。だから再稼働にも賛成する。が、被災者や避難者への個別で多様なニーズに完璧に対応できるトータル的なソリューションがないままでの再稼働には反対だ。安全基準が高いとか低いとかは、再稼働への賛否にはほとんど影響しない。安全基準をクリアしても、人は事故を起こすし、実際に起こした。支援のためのソリューションがないまま事故ったおかげで、5年経った今でも困ってる人がたくさんいる。

・・・などなど、いろいろ考えさせられたライヴ。あっぱれ、種さん。30回、おつかれさま。

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5年前の地震、津波、放射能。こいつらがもたらした破壊力と、同じくらいのパワーを発揮しないと、復興なんて所詮無理。この5年間、日本人が発揮してきた復興パワーはまだやつらの破壊力を超えていない。