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松本英子と矢野まき「つむぎの夜 ~其の四~」

LUCID NOTE SHIBUYA

いい笑顔やなぁ・・・

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モーレツな雨の次はキョーレツな揺れ。今日はそんな眠れない渋谷に新しくできたカフェレストラン「LIVING ROOM CAFE by eplus」へ。前身は、生意気にも食主音従という建付けで、ホスピも無視してリスナーの声を真っ向からシカトするという失態をさらした「SPACE SHOWER TV THE DINER」。そんな古いテレビのハリボテな世界を、リアルな音楽空間に作りかえたイープラスはさすがだ。客と対話できないお店は渋谷では必ず淘汰される。道玄坂2丁目。

1年ぶりの4回目のつむぎの夜は、この夏、マサジのツアーでコーラスを担当されていたという松本さんが先攻。ミニのワンピからスラリと伸びるおみ足が、まぶし過ぎてなんとも目に毒w。オグちゃん顔負けのギターアレンジでマサジの「you」をカバーしたあとは、これをマサジがつくったとは今でも到底思えない松本さんの代表曲「Squall」。思いの伝わる歌いっぷりに松本さんの優しさと強さを見る。最後の「祈り灯」はこれからの代表曲。音源ゲットでホクホク。しかし松本さんの歌声は、飽きないし疲れないなぁ。もっと聴いていたい。

しばしの休憩をはさんで、松本さんとは真逆なフリースタイルで登場した矢野さんは、歌うときは逃げ道なしのオーラをぶちかまし、しゃべるときはこっちの圧力をひょいっと避けるズルイ人w。トリハダモンの「赤とんぼ」とセルフカバーの「フリーバード」は、変化球っていうよりも今日の特大ホームラン。矢野さんは、聴くのにとても体力を使わせて、ぐったりしたところで感情までもわしづかむ。リリースして1年の「生きること」を聴いたあと、ステージライトが滲んで見えたよ。

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さてと。其の弐の音源、これから聴きたおしてやるっ!