ニッポンの商業音楽業界の上位に常に君臨するサザンの新しいアルバム「葡萄」。本日発売。
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作り手と聴き手とを、一定の距離間と規模感でみごとにつなげてくれる売り手がいる。作り手にとっても、聴き手にとっても、ありがたいことだと思う。サザンの場合、聴き手のニーズに応えるその技量が、作り手も一流なら、売り手も一流。売れる=チャート上位っていう考え方は未だに存在するけど、それだけじゃない評価を聴き手はしていて、そんな異次元な評価を導き出す売り手と作り手の努力には頭が上がらない。
葡萄 / サザンオールスターズ
VICTOR ENTERTAINMENT \3,300(tax ex)
2015/3/31 on sale!
年末の紅白では中継で2曲も披露できて、ドラマ、CM、企業とのタイアップも取れて、MVでは名だたるミュージシャンに出演してもらい、全国47の映画館で無料の視聴会を開催、音楽誌だけでなく多くの媒体にも取り上げてもらい、某ラジオ局では1日中、楽曲を流してくれて・・・などという結果も、売り手と作り手の努力なんだよな・・・。一介のミュージシャンがこれを見習うには多額のお金と人が必要で、見習ったところで同じ結果が得られるかどうかも分からないし、右とか左とかいろんな意見が飛び交う始末に至っては不安にさえなるだろうけれど、それでもやっぱり最後は売名してナンボの世界。
で、聴き手はというと、ナンダカンダと言いながらも聴きたいんだよ。サザンが。
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ライブ、行くよ。