LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

“WANGAN MUSIC FESTIVAL 08” paris match / orange pekoe

LUCID NOTE SHIBUYA

また雨かよ!

ワンガンエリアのお洒落なレストランやカフェで こんなライブが見れたらいいな・・・をカタチに・・・したらしい。それがなんで湾岸じゃなく道玄坂だったのか、なんで土日2Daysじゃなく日月2Daysだったのか、いろんな謎を秘めたこの企画。

オープニング・アクトは高橋ちかサン。ギターなかなかうまいじゃん、なんて感心しながら聴いてたら、致命的な・・・。でもクラシカル・ギターのテクはほんとうまかった。うますぎてギターの音ばかり聴いていた。肝心のお声がどんなだったかは・・・この企画の主のMyspaceでぜひ。

本編に入って先にparis matchさん。人気の女1男1のユニット。残念なことに、センターの音が全然聴き取れない。声量のなさなのか、ほんとに酒やけしちゃったのか・・・。トランペットもやけに目立った音だったりもして、ヴォーカルの声がノイズに聴こえてしまう。アコースティックのパートに入って、やっと聴きやすくなる。歌を楽しむ音楽ではなく、歌もサウンドのひとつ、っていうスタイルの音楽なんだろうな、きっと。ルックスや雰囲気は洗練されてて都会的。十数年前の渋谷系を思い出したりもした。

orange pekoeさん。人気の女1男1のユニット。俄然ヴォーカルが映えて聴こえる。楽器ひとつ一つの音を大切にしてる音づくりは相変わらずで、音を楽しむという意味では、かなり凝っててオモシロイ音楽。見た目はジャパニーズ・カントリー・リゾート。無邪気な垢ぬけなさが頼もしくもあり懐かしくもあり・・・。

どちらも人気の女1男1のユニット。キャリアも同じそろそろ中堅どころ。それぞれ独自の音の世界をすでにつくっていて、しかもかぶるところがない。思ってた以上に楽しめた、良い組み合わせのツーマンでした。