ポル・ウナ・カベサ!
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きょうは宮本さんの年またぎツアーの東京公演へ。築地5丁目。
今回のセットリストは演奏してほしい曲をSNSで募ってそれらを参考に組み立てたリクエスト曲集。だからというわけではないんだろうけれど、開演前に配布されたプログラムにはすべて小品で聴きなじみのある楽曲ばかりが並んでて。クラシック、タンゴ、シャンソン、シネマ音楽、オリジナル楽曲などなど。こりゃ飽きちゃうかも、と心配していたのだが、はじまってみると眠ってなんていられないおもしろさ。相棒の追川さんのピアノアレンジが限りなくギリギリにポップミュージックなテイストに寄せてあって。途中から聴くと古いフォークソングにも聴こえたり、こぶしの入ったバヨリンが昭和歌謡にも聴こえたり、ときおりロックな16ビートをきざんでみたりと、飽きるどころか次の楽曲はどんなアレンジで攻めてくるのか興味津々で過ごす二時間弱。冒頭のMCでおっしゃった「刺激少なめの楽曲ばかり」はまちがいなくブラフ。
とはいえ、楽器はバヨリンとピアノだけ。ピアノでオケのぜんぶをまかなおうとしているようなアレンジもちらほら。そのけっか、音にものたりなさを感じて自然と脳内でそこにあるべき音を補完する作業を必要としたり。聴きなじみのある楽曲ばかりだからこそ成立したアレンジというか、若さゆえのやりすぎ感というか。だからこそ最後のチャルダッシュ、いつもの宮本さんとはひとあじちがうあのタガが外れたような演奏につながるわけで。これにはいつもの客席もちょっと騒然。さてはこのオチ、狙ってたな。
ゴッドファーザー、セント・オブ・ウーマン・・・そっかあ、宮本さんはパチーノ推しかあ。