歩さん登場!
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きょうは変わったのか変わってないのかもうわからないぶり(十七年ぶり)の王子ホールへ。矢野さんのワンマン。銀座4丁目。
グランド、チェロ、ギターによるバンドアレンジは、イントロがはじまってもすぐには曲名を思い出せないように仕上げられていて、自然と一音目から気持ちを緊張にさそいこみ、耳目をステージに集中させる、たとえ原曲どおりのメロディでも途中で巧妙なワナが待ち受けているかもしれず、おのずと期待と緊張が途切れない。歩さんの今夜いちばんの活躍は「夜曲」のイントロ前のオーバーチュア。あのソロからイントロにつながった瞬間は完膚なきまでに叩きのめされた。歩さんのチェロ、大好き。
ずっと集中して聴かされたせいか、本編もアンコールもあっという間。みじかい。聴きたかった多くの楽曲もおおむね披露してくれたはずなのに。みじかい。たっぷり一時間五十分。でもみじかい。矢野さんのライブはいつだってみじかい。次のライブまで待たされるのもみじかいといいんだけどな。それでもことしはずいぶんがんばってライブをこなしてくれた印象の矢野さん、来年もぜひこの調子とテンポで。
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このあとなにごともなければことしのライブはこれでおわり。来年の目標はCHIDORIのライブに行くこと。