ステージが暗転してアンコールの拍手が始まるとすぐにポケットからごそごそとスマフォをとりだして本編中に受信したLINEへの返信をサラサラとタップするゴスペラーズのKさんの右後ろからステージを観るとちょうど土岐さんとまっすぐに視線がぶつかるベストなポジション。最良席。
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きょうは土岐さんと土岐さんのソロワークスのおよそ前期の作品群において活躍された川口さんとのジョイントライブへ。日本橋室町2丁目。
ぜんぜんもの足りない。新旧取り合わせたベストセレクションのなかからさらにしぼりこんで、かいつまんで、ふるいにかけて、これ以上ない順序で綴られた、おいおいこれだけじゃないだろう、なセットリスト。川口さんの作品のなかでもとりわけ代表的な楽曲たちが選択されていて、いうなれば土岐・川口コンビのオモテの顔のようなライブ。バラッド三曲に泣き、キラキラの連続に沸く。
なにがすごいって懐メロに聞える楽曲がいっさいないのもすごい。若いバンドメンバーの繰り出す最新の音の功績も大きいけれど、土岐さんも川口さんもリスナーもいまなお現在同時進行形であることを現認させるライブ。おみごと。
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このもの足りなさの埋め合わせは来月の恵比寿のステージで。そのときはもっとウラの顔が観てみたい。全曲川口しばりってのはどうよ。