今年も、月に一度はプルーノートへ行こう。
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セーブ・ライブ・ミュージック第四弾の最終日へ。南青山6丁目。
今日のプログラムのタイトルは「スタンダーズ」。だから、今日はジャズのスタンダード曲ばかりが聴けるはずという思い込みと、スタンダードには「誰もが知っている有名な」という枕詞がつくという先入観と、とはいえそれほどジャズを知っているわけでもないという妙な自信と、できれば一曲くらいはポップな楽曲もあるかもしれないという根拠のない予想と、それらを上原さんがどうやって聴かせてくれるのかという大きな期待を、すべてないまぜにしたまま席に着く。結果、思い込みは一瞬で粉砕され、先入観はみごとにぶち壊され、自信は確信に格上げされ、予想が的中したのかさえも判然とせず、大きいと思っていた期待は実は小さかったことを思い知らされる。まったく自信はないけれど、おそらくあれこそが天国への扉。
ポップ・ミュージックのライブでは原曲への敬意をまったく感じられない、安直で稚拙なカバー演奏をよく耳にするけれど、上原さんはそうじゃない。今日のあれはもう敬意を越えて、愛だな、愛。
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長閑な正月気分も今日で終了。明日からどうしよう。それ行けベイベー!!