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TOKI ASAKO LIVE TOUR 2018 “サファリの夜の夢”(香川公演)

LUCID NOTE SHIBUYA

土岐さん初の長尺3時間ライブ!

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土岐さんの平成最後のツアー最終日は高松DIME。常磐町1丁目。

土岐さんのMCは、落ち着きのある低音ヴォイス、抑制の効いた語り口調、実直で誠実な物言い、クレバーなストーリー性、つまづきのない展開で、そろそろ歌に、と客に思わせない、歌と同じくらいに飽きさせないのが特徴だ。今回のツアーはこれらにプラスして、各公演ごとに話す内容を、あるシーンではガラッと、同様のシーンでも適切に変化させていた。さらに今日にいたっては、そのほとんどがインプロビゼーション。今回のツアー、セットリストは同じなのに公演時間に違いがあるというナゾの理由は、これだ。

今回のツアー5公演のうち、唯一グランドピアノのない、もっとも庶民的?で、もっとも席数の少ない会場となった今日の公演。飾り気のないステージングはナマの土岐さんを随所に感じられて、まさにこれぞライブ。笑いジワも涙もろさも隠さない、こういったかしこまらないステージを、どうして東京でやってくれないんだろう。

LUCID NOTE SHIBUYA

歌詞がとんでしまったとご本人が言う「mellow yellow」(4曲目)。最終日だし、間違えたまま終わるのは気持ち悪いからとアンコールのセットに追加して再演。4曲目からずっとその気持ち悪さを引きずっていたらしい。だったら「PINK」もやり直してくれたらよかったのに。そしたらきっとオールスタンディング。

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今年も土岐さんにはすっかり楽しませていただきました。この調子でテンポよく、来年もよろしくお願いします。