LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

平岡雄一郎×大城蘭

LUCID NOTE SHIBUYA

鎌倉からそのまま都内へ。今日も4ステージのうち3ステージ目から聴く。

ここは、本来はお酒を楽しむところで、シンガーはBGMに徹して歌うべき場所。チケットを前売りするライヴとはひと味もふた味も違う空気があって、お客さんも、演奏者よりもお酒を目当てにして来る方のほうが多い。ライヴを楽しみたい人にとっては、とても冷たい空気が流れる場所で、今日の歐林洞とは、まったく真逆な空気感・・・でも、それは最初だけ。

大城さんのBGMな歌声と平岡さんのギターの音色は、控え目だけれどしっかりとした主張がある。それまで彼女らに見向きもしなかったお客さんも、最後にはしっかり耳を傾けてくる。なにも作曲・作詞・演奏をすべてひとりで出来る方だけがミュージシャンじゃない。歌声だけでその場の空気を一変させるヴォーカリストも、立派なミュージシャンだ。大城蘭さんは、そんな貴重な声を持つシンガーのひとり。

お酒のチカラも手伝って、場の空気はシンガーとお客さんが一緒に楽しむ忘年会に早変わり。冷たい雰囲気は一蹴されて、最後には歐林洞と同じあったかい空気感でいっぱいだった。

アフター・クリスマスな一夜。鎌倉も都内も最高なライヴでした。でも寂しいことに、クリスマス・ウィークもこれにて終了。なので明日からは、年越しウィークが始まります!