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Keri Noble #02

LUCID NOTE SHIBUYA

駄々をこねながら六本木へ。やっぱ苦手、どうも苦手。克服する気、ナシ。

Keri Nobleさんは一年ぶり、三度目。ずいぶんと日焼けされてて、御髪も真っ黒。染めてらしたのかな。フロアの女子率の高さに少々驚く。

ハスキーなヴォイスに磨きがかかったようで、強く切ない声で全十数曲。これ以上ないくらいに集中して聴き入る。昨年の11月にクリスマス・アルバムを出されていて、その中から数曲。家にはまだ帰りたくない、日本を離れたくないよっていう書き下ろしを一曲。バンドのメンツを退けて、ご自身のピアノ弾き語りを数曲。定番になりつつある曲、そして新曲、などなど。オリジナル曲が増えると、ライヴも幅が広がり濃くもなり、うーん、いいね、いいね。

新曲のロックンロールなアレンジは80年代風。ビルボードもそぞろと騒めいた。このときのキーボードのトミーさんのアレンジ、あぁ懐かしい青春。でもこれがCDになると、ズンと切なく、今風になるんだろうなと期待してみたり。

そう言えば、弾き語りのときに、バックヤードから有り得ないボリュームのビート音。あわてずおどけてみせるしぐさに、プロを見た。しかしあの音はなんだったんだろう。しっかりしろよビルボード!

あ、来年もぜひ。いや、できれば、半年に一回くらいのペースでお願いします。