いわゆる「フィルム・コンサート」でした。
ただ、バンドとコーラスはなぜかライヴで、ヴォーカルだけが、デジタル画像とデジタル音声。
主役がそこにいない状況のなか、1曲終わるたびに拍手は起きてはいましたが、彼らはいったい誰に拍手しているのか・・・。
デジタルの音声に、うまくリズムを合わせたZARDのメンバー。ZARDが奏でるリズムに、デジタル音と画像を合わせた裏方さん。抑揚のないMCさんと、やけに神妙な面持ちの「ゲスト」と呼ばれたの方々。そして、黒のスーツに黒のネクタイの会場スタッフ。
ヴォーカルの息づかいがまったく感じられないライヴ。こんな経験は初めてで、まさに違和感との戦いで、疲れ果てた3時間でした。
ただ、ファンの方々は大いに楽しまれたようで、終了後の入口横の献花スペースやグッズ販売所には多くの方々が並ばれていました。
この商売、まだまだ終わりそうもありません。