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松本英子 / 矢野まき つむぎの夜~其の六【東京編】

LUCID NOTE SHIBUYA

カバーについて。

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松本さんと矢野さんのコンビネーションライブへ。代官山町。

松本さんは、楽曲そのものの良さを歌って聴かせるシンガー。どんな楽曲にも対応できる技術と声を持っていて、誰がつくった曲なのか、曲そのものへの興味を聴くものに抱かせる。歌いたい曲を幅広く選び、魅力ある楽曲としてひとつひとつを丁寧にカバーする。過剰な表現を避けることができるあの声だからこそできるライブだ。今年の活躍ぶりを振り返る今日のようなセットは、彼女のシンガーとしてのその声と歌唱の魅力をフンダンに楽しめる。マサジもいいけどマッキーもいい。

矢野さんは、たとえ作った本人を目の前にしても、その楽曲を自分の物語として歌い、聴くものにそれを共感させる。歌に込められたストーリーに、矢野さん自身のこれまでの物語を潜り込ませて、なぜこの曲を選んだのかを一瞬にしてファンに理解させる。その歌が矢野さんの歌だとファンが誤解するほどに、原曲のイメージをリメイクし、パワーアップさせる。松本さんとは違い、選べる曲は限定されるが、採用された歌はライブに流れをつくり、関を成し、核となり、ライヴの構成と聴く者の心の両方に正確にマッチする。自分で曲を書いて自分で歌うミュージシャンだからこそできるアプローチだ。客席の結花さん、どんな感想を持ったかな。

そんなおふたりのツーマン企画、つむぎシリーズも今回で6回目。おふたりの魅力を知り、違いを楽しむにはもってこいのこの企画。次回はハワイっ!?

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もちろんオリジナルも抜群。