赤い譜面台は土岐さんのしるし。
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以前、田中邦和さんのRTで「要は企画よ、企画」と言われたのを思い出した。土岐さんと田中さんと鈴木さんの三人が、
とりたててなんの特徴もない普通のカフェに、ゆるりと集まって演奏する。それがドリンクと軽食が付いて3,000円ぽっきりで、しかも場所が代々木八幡・・・誰も思いつかんだろう、こんな企画!ってことで、今日はここにしてみた。富ヶ谷一丁目。
ライヴは、土岐さんファンには生唾モノの時空間。土岐さんの生声が、PAを通した声と入り混じって聴こえる近さ、っていうか狭さ。田中さんは、どのくらいの音量で吹けば良いのか手探りなアンブシュア。鈴木さんのナイキシューズのリズム振動で、さらに近さを実感。これだけ誤魔化しの利かないライヴは、いつもなら緊張感が先にくるのだけれど、今日はスタッフを含めてゆるゆるなプライベート感が先にあって、まさにアットホーム。ジャズ、ポップス、昭和歌謡、オリジナル。セットは予想の範囲内だったけれど、驚くほどに短く感じた幸せな一時間。
で、やっぱり土岐さんのヴォーカルは素晴らしかったし、田中さんと鈴木さんのインプロも最高だった。うーん、敵わない。マジでバンド名を決めて、是非またやってほしいなぁ。
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富ヶ谷は歩いて行ける距離だけれど、あえて行くにはそれソートーな理由ないと行きづらい。でも、決してアウェイじゃないところが悩ましい・・・