ライヴを楽しむとは、こういうことなのかもしれん。
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藤田明夫さんと太田惠資さんと里見紀子さんを、いっぺんに楽しめるというので行ってみた。セルリアン。
活動開始から二十年。多くのミュージシャンが入れ替わり立ち替わりで参加されていたようで、どこかのうたい文句をパクるなら、「トゥンバ クレオールとは、海沼正利さん率いる特定のメンバーを持たない自由なミュージック・プロジェクト」ということになる。
1stは、今まで関わってこられた方々全員のお名前を、リーダーの海沼さんが丁寧に紹介しながら、二十年の歴史を控え目に、そしてちょっと自慢げに辿る、そんなセット。2ndは、30分を超える大作と、じゃんけん大会。
なんでもそうなのだろうけれど、続けるってことはやっぱりすごいことだ。二十年目のメンバーには、藤田さんや太田さんのような重鎮もいらっしゃれば、田中詩織さんのようなこれからの若手もいらっしゃる。個々のフィールドも、得意のジャンルも違う方々が、一堂に会して同じ音楽を目の前で作っていく様を目の当たりにできるライヴは、それだけでやっぱり興奮する。しかも総勢13名。そしてその音楽はカリビアン。いやぁ、よかったわぁ。こんなライヴは理屈抜きで最高だ。
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JZ Bratは今年の5月で9周年。こちらも長く続いてる。なんでも今年のアニバーサリー・ライヴは、例年になく長く、そして熱いそうです。コウゴキタイ。