既成のジャンルが崩壊してる今日このごろ・・・
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楽しみにしてたイリアーヌさんのライヴへ。六本木。
イリアーヌさんのジャズ・アレンジのジョビンは、ときにしっとりと明るく、ときに深く沈み込む。
いつもしかめっ面で、教壇で数学を教える先生のような面持ちのマーク・ジョンソンさんのウッドベース。クラシカルな弾きっぷりがアートだ。小さな眼鏡を鼻にひっかけて、中古の腕時計を修理する職人さんのような風貌のピーター・アースキンさんのドラムス。サンバ・テイストのインプロに心が弾む。お二人とも、遊び心も満載でしっかり味のナイス・ミドルなミュージシャン。基はボサノバだけれど、イリアーヌさんのピアノとの掛け合いはまさにジャズ。
音に集中すればするほど、時間も同じように集約されて、アっという間に終わっちゃったけれど・・・気持ち良かったぁー。
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イリアーヌさんの来日公演は明日もビルボードで。渋甘な女性ヴォーカルが歌うボサノバが大好きって方は是非。