LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show and Play stage reports

飛び立つ前に – 東京公演・初日

LUCID NOTE SHIBUYA

ただ一点。

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きょうは三連休の中日。東京芸術劇場へ。西池袋1丁目。

ひとつの商業的ミステークが、靴のなかの石ころのようにずっと邪魔な存在として機能しつづけた。いまさら途中で取り出せるわけもなく、したがって観る側に妥協と寛容を強いていた。たったひとつ。おおきなひとつ。それでもさいごまで観つづけることができたのは、橋爪さん、若村さん、剣さん、奥貫さん、岡本さんらの芝居っぷりが、そのストレスを大きく凌駕してくれていたから。とりわけ橋爪さんのあの演技は日本の誇りだよ、ほんと。

海外モノというバイアスが、ストーリーを辿り、背景を読み解き、エンディングを想像するときのアドバンテージとして作用したのも確かだけれど(純国産ではそうはいかない)、こんなふうに輸入物を国内向けに加工する技術は日本人は昔っからうまいよなあ。貴重な脚本と丁寧な翻訳。見ごたえたっぷり。空席の放置はもったいないぞ。

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しかし残念だ。アートとビジネスの力学はいつの世も複雑。