言い訳はしたくないし、聞きたくもないし。
//
きょうは宮﨑薫さんの初の本格的全国ツアーの最終公演へ。高輪4丁目。
形は立派だが音の響きはライブで使うにはけっしてその基準を満たしていないハコ、という当時の第一印象をすっかり忘れて取ってしまったちょっとお高めのきょうのチケット。そういうときはたいてい失敗するもので。
わざわざ中華圏から来日したらしい隣席のカップルはスマフォでずっと動画を撮ってるし、見わたせば物販で手に入れたらしいペンライトのまばゆい光が演出の都合もそっちのけでやたらと目にチラつくし、セットの九割は高音と低音のバランスがてんでバラバラな低音質のカラオケだし、新旧取り合わせたセットと言うわりには旧旧ばかりで目新しさはないし、あげくに一時間も経たないうちに最後の曲って言い出すし、さらに追い打ちをかけるようなあの長尺五分間のぶっちゃけMC。ロックだなあ。
そんなことはさておき。もっとも気になったのは宮﨑さんのノド。本調子とはけっして思えない声のはり、ゆれ、うらがえり。中学生が声がわりするときってこんなかんじだよなあとか、フォーメーションラップをしないままオープニングラップに入っちゃったF1みたいだなあとか、達郎さんは途中でやめちゃった(延期にした)よなあとか、いろいろな心配と親ごころを抱えながら聴いた七十分。人生なんて長くつづけているといろいろとあるもんだし、あまり深く考えずに、なりゆきなりゆき。
//
しかし相変わらず次の一手が見えないなあ。来年はどんな企画で楽しませてくれるやら。