LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

SAKURA FUJIWARA Live at BLUE NOTE TOKYO

LUCID NOTE SHIBUYA

本日インビテーション・カードをいただきました。いまだに手書きでいただけるところがここに通いたくなる理由のひとつ。ありがたい。

//

きょうのブルーノートは、十周年だけどライブで聴くのは初めての藤原さくらさんの初ブルーノート公演。初づくし。南青山6丁目。

一聴するだけなら心地もいいけれど、聴きつづけるとつらくなるうたごえ。もっと声を張れっと声を張って言いたい。ロートーンだけれどノーデプス、スーパーフェイシャルなハスキーヴォイス。ギターもアルペジオはアンステーブル。バンドメンバーのヘルプでなんとかバランスをステイしているかんじ。これはキツイ。

後半、クラクラの石若さんが鍵盤から本業にスイッチしたあと、さらにひどくなる。ヴォーカルがほとんど聴こえてこない、届いてこない。ブルーノートの音響でこの塩梅だとちょっと救えない。あえて張らないのかあるいは張れないのか、さいごまでわからなかったけれど、これが藤原さんの持ちあじと言い張るなら、ヤル気あんのかと思うのも自由だよな。

//

武道館でも同じ調子でやるのかな。あそこなら会場のせいにもできるけれど、ちゃんと聴かせるミュージシャンもいるんだよなあ。十周年かあ、ご本人もご承だとは思うけれど、ブルーノートにはまだはやいよ。