修羅場穴場女子浮遊・・・
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きょうは土曜の夜の札幌ドーム、ではなくパルコ劇場へ。宇田川町。
こういうストーリーをこんな演出で見せられると、むしろ逆に笑いを我慢するのに苦労してしまう。終盤のシークエンスなんてもはや喜劇。そもそも結婚まで辿りつけないひとが増えているいまの社会、親きょうだいが出席する結婚式なんて、もうそれだけでハッピーじゃん。レイシズムとかペドフィリアとか微妙なキーワードを挟み込んでいかにも深刻そうな芝居にも見えるけれど、つきつめればひとつの家族のちょっとしたエピソード。時が経てばあのときはそうだったねえ、なんて笑って話る三姉妹の見えてくる、そんなストーリー。ま、他人を切るのは簡単だけれど、家族の絆は切っても切れないってことなんだろうな。
ことしも乗りに乗ってる江口さん。歌もいいけど芝居もいい三浦さん。みごとな女っぷりの那須さん。無意識な卑怯者にぴたりとはまる近藤さん。久しぶりの秋山さんと段田さんはズシリとくる安定感、からの安心感。いいキャストが勢ぞろい。演出に引きずられるとイライラもするけれど、傍からのぞくように見られるならひたすら笑える楽しいドタバタコメディ。難易度低め、いい舞台。
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行きたかった、北海道。