ことしのライブ納め、かも。
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きょうはブルース・ジャンパーズのワンマンへ。北沢2丁目。
佐橋さんから鳥山さんに変わっても達郎さんの楽曲にはほとんど影響がなかったことにおどろかされたのは二週間前。きょうはYASSさんから岬さんに変わったことでまるで別のバンドに生まれ変わったように見えたことにおどろかされた。メンバーが変わっても音に変化のないバンドもあれば、ガラッと変わるバンドもあって、バンドアンサンブルの奥深さを知った十二月。興味深い。
岬さんの音は、やさしくて、メロウで、いくぶんフォーキーで、ぜんたいのハーモニーを大切にしている音。ブルースというよりもフォークロックな感じ。じつは未知な音をたくさん持っているのかもしれないし、これから新しいなにかを体得していけるだけの若さもあるから、かれへの期待は無限大だ。このまま固定メンバーとして活躍するのかはわからないけれど、YASSさんの真似ではなく、じぶんの音で挑戦してくれるといいね。
とまあこんなかんじで、YASSさんがいないことを気にしないように、なるべる前向きな心持ちで聴こうと挑んではいたのだが、「下北沢のブルース」で一気に現実に揺り戻されてしまった。やっぱりYASSさんのあそこのコーラスワークは絶品だったんだよ。ないとへんだよ、さびしいよ。
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YASSさんのギターの音は、強くて、キレがあって、こだわりの塊りが見え隠れしていて、とことんブルージーで、下支えではなく引っ張ってバンドを前に進めていく音。相島さんとの抜け目のないコンビネーションをみるたびに、こんな相棒よく見つけたなって。。。追悼。