ひさしぶりのTFMホール。
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きょうは宮﨑さんのツアー最終公演へ。夜遊びの本拠地。麹町1丁目。
宮﨑さんがまたすんごいメンバーをつれてきた。過去3公演で宮﨑さんとyasさんのふたりだけでつくりあげてきたサウンドを、けっして壊さぬようやさしく丁寧に、必要最低限の音数でひっそりと、過不足なくしなやかに、補うべきところを補いつつ、主張もせずただひたすらに、どんな楽曲もとびきりのアレンジでふたりのサポートに徹するキーボーディスト。それでいてたくましい存在感を放ち逆説的に目立ってしまうという、東京公演だけの特別参加、櫻田泰啓さん。Karmaなんてフロントそっちのけで聴き入ってしまった。あの鍵盤はやばい。泣きそう。
宮﨑さんもずっと気持ちよさそうに眩く歌う。むだに広がってしまうリバーブをどうコントロールするのか少々不安だったけれど、まったくの杞憂だった。彼女の声はこういう会場でも生き生きと活躍する。パワフルで繊細、縦横無尽な包容力。彼女が気持ちよく歌うと、聴いているこっちも気持ちよくなる。いいライブ。
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なんでも来月にはヒットマンのライブにふたたび出演されるそうで、宮﨑さん本人がまだ気づいていない彼女自身の音楽性能を、きっとまたデイビッドが引っ張り出してくれるんじゃないかなと。そしてそのあとのワンマンは宮﨑さんのB-DAY。行かねば。