一日遅れのクリスマス。
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きょうは川江さんのクリスマス・ライブ・ツアーの東京公演へ。1stと2ndを全クリ。セルリアン。
1stは、暖炉のあるオフ・ホワイトのリビングで、家族だけ、あるいは大切なひととだけで過ごす穏やかで静かなクリスマス。そとでは数日前から降る雪がやさしく舞っていて、小さなツリーには品の良いオーナメント、白いテーブルクロスのうえには温野菜と軽めのスープ。食事のあとはイチゴのショートケーキとコーヒーまたはダージリン・ティー。ペットは、いなくていいかな。シンプルだけれど気持ちは深い、イブの夜のファンタジーな心象風景。そんな感じ。
2ndは、ドアや窓、壁にも全面に飾り付けを施して、ささやかな余興も持ち寄った友人たちと迎えるクリスマス。大皿の料理、ケーキはホール、アルコールも少々。窓のそとには三十年モノのもみの樹が見えて、雪は、なくてもいいかな。けっして大騒ぎはしないけれど、クラッカーくらいはあっていい。大人数だけれどそのうちのだれも抜け駆けをしない、最後までみんながみんなで楽しむパーティー。バラエティーでリアル、クリスマス当日の原風景。そんな感じ。
過ごし方としてはどちらも好き。楽器の音とうた声だけで聴くものにそれを提案してくれる川江ファミリーの音楽性、技術力、表現力、描写力、発信力。どれも完璧なライブ。そのうちひとつを選ぶなら、今回は「Anewer Me」かな。シンディの「True Colors」をその流れで聴きたくなるバンド・アレンジ、とくにギターの技はすこぶるお気に入り。配信では聴けない1stだけの、まさにクリスマスなプレゼント。ありがたやー。
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ようやく年末感が漂ってきた。今年のライブはあと一本。